花の歳時記 蓮

2021/07/10

staffブログ 花の歳時記

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7月に入りました。

梅雨が明けないどころか、大雨の被害が各地で続き心配な状況です。

被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。

今月のお花は「蓮」です。

花言葉は「清らかな心」「神聖」「離れゆく愛」「雄弁」などがあります。


日本では蓮というと仏花のイメージが高いですね。

生まれてすぐにお釈迦様が歩いたところ、その足跡から咲いたのが蓮で、仏教ではお釈迦様の台座にもなっています。

「一蓮托生」という言葉を聞いたことはありませんか?

「一蓮」は一つの蓮の花(そのままの意味ですね~)で、「托生」は身を他のものに任せて生きることを意味します。

なので、「結果はどうであれ、行動や運命を共にすること」という意味になるんですね。

仏教では善い行いをした者は死後に極楽の同じ蓮の華の上に産まれ変わるという教えがあります。

言い方を変えれば、「同じ極楽浄土に咲く蓮の華の上で逢いましょうね」という約束をしているとも言えます。

これらのことから、

夫婦が、死後にも再会できるようにと約束する、

この世で結ばれない恋人同士が来世で添い遂げることを願う時などにも使われてきました。

ちょっと暗な場面で使われることが多いのは残念ですね。

蓮は花以外にも注目して欲しいことがあります。

それは、蓮が咲いている場所です。

蓮は沼というか泥の中のような場所に生育しています。

しかし、花も葉にも汚れはありません。

そこから、「泥中の蓮」という言葉が使われています。

これは「汚れた環境(蓮は泥の中で咲きます)に身を置いていても、その汚さに染まらず清く生きる」という意味を持ちます。

仏教では「煩悩の汚れの中でも染まらず、清らかで純真な心や姿を保っている人」にたとえられています。

また、「蓮は泥より出でて泥に染まらず」と称えられ神聖な花として尊ばれてきました。

特に、葉の表面には撥水効果があり、一見平らに見える葉の表面はデコボコしています。

この形状により、葉の表面に水滴や汚れがその場に留まることが出来ず転がり落ちてしまいます。

この表面の状態を応用した外壁なども使われるようになってきました。

蓮の花一つとっても様々な不思議や魅力が隠されていますね。

蓮の花は咲く時に音がする。

そんな言葉を信じ、早朝に蓮田に出かけましたが・・・

「ポン」と弾ける音を期待していたのに、幻聴すら聞くことが出来ませんでした⤵

まあ、私にとっては、「根」が最も大事なので、そんなことは気にしません (^^)v

レンコンを使った料理は何を食べても大満足!

揚げてよし、煮てよし、焼いてよし、すり身にしてもいい!!

なんて素敵な食べ物でしょう・・・( *´艸`)

ん? ( ,,`・ω・´)ンンン? 

あ、失礼。お花の話でした。


この季節、当店でも「仏花」のご注文を多くいただいています。

みなさま、ありがとうございます。

こんな素敵なアレンジはいかがですか?

オリジナルでご用意も出来ますので、ぜひご連絡くださいませ~。




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